世界一やさしい癌治療
開業医になって10数年がすぎ、悪性腫瘍の治療について浦島太郎になりつつあります。相談をうけることもあるので読んでみました。
分子標的治療薬、ホルモン療法、チェックポイント阻害薬などにも触れていて良書だと思います。(抗がん剤は、いわゆる細胞障害性の薬剤ばかりではない。)
放射線治療は、日本では欧米よりも積極的に行われてこなかった面があると思います。これからはより重要な地位を得るようになるのではないでしょうか。
以下書評の引用
「科学技術の進歩の恩恵を最も享受する放射線治療。
その第一線で活躍する著者が、最新かつ正確ながんの治療法を語
る。」
がんというと、手術が当たり前に皆が思っているけれど、そうではない、という選択肢もあるのですね。放射線治療が副作用の少ない治療ということもよくわかりました。