凡そ学を為すの初は、必ず大人たらんと欲するの志を立てて、然る後に、書は読む可きなり

「言志四録」西郷隆盛を支えた101の言葉 濱田浩一郎著より 引用

 

”凡そ学を為すの初は、必ず大人たらんと欲するの志を立てて、然る後に、書は読む可きなり。

然らずして、徒らに聞見を貪るのみならば、則ち戒は恐る、傲を長じ非を飾らんことを。”

 

”新しい知識を得たり、それを組み合わせて自分なりの見解を導き出していくことは、確かに楽しい作業です。しかし、「人より多くの知識を持っている」という意識は優越感を生み出し、傲慢さにつながってしまうこともあります。”

 

知識優先だと、結局のところ、傲慢さにつながる程度である。傲慢さは、理屈で相手をごまかしてけむに巻く、逃げるような行動につながる。

大人たらんと志をまず立てよ!」

こんな言葉、若い時に知りたかった。大切な教えはずっと昔からあったのだ。