ピロルリア(分裂病の1型)と歯列と不足している栄養

カール・ファイファーは”分裂病”を5つの生化学的タイプに分類した。

ファイファーは、ビタミンB6と亜鉛を重視していたが、エイブラム・ホッファーおよびナイアシン(B3)についても詳しく書かれている。

本書には、いかにして皮膚、髪、歯、爪からピロルリア症の手がかりをえるか書かれている。1996年に原著出版。

睡眠についても詳しく書かれており興味深い。

 

ピロルリアの患者は、歯科矯正治療を受けない限り、上顎の歯が密生しているかもしれない。患者が笑うときにこの密生が見える。上顎列弓は狭く、門歯が重なり合っている。患者が歯の形成期に亜鉛欠乏だったとすると、歯のエナメル質は弱くなる。カーソン博士とロシー博士は、健康な歯と比べて、虫歯になった歯のエナメル質には銅とカドミウムが高いことを見出した。

体内のすべての組織における高い銅およびカドミウムに対する解毒剤が、余分な亜鉛である。亜鉛が不足しているときには、歯茎は赤く収縮する(歯槽膿漏)。亜鉛およびB6とともに、歯の衛生をよくすることが、その歯茎を再び正常にする。