社会全体が苦行信仰を持っている

ブッダはダメ人間だった ~最古仏典から読み解く禁断の真実
大村 大次郎
ビジネス社
売り上げランキング: 323,607
苦行信仰について
 まず、スポーツの世界が挙げられています。「水を飲んだらいけない」から始まって、休養も入れず猛練習など。あまり運動部ばかりにいると、頭を使わない感じにはなりますね。
 次に、勉強。「四当五落」が有名。眠らないと勉強なんかできないはずなのに。
 仕事。「電通」の新入社員の過労自殺。 無茶苦茶ハードに働くのが偉い、という価値観がはびこっています。病院の医師も大体過剰労働。

いい仕事をするためには、休息や気分転換は、絶対に必要なはずです。寝る間もなく仕事をしていれば、体力的に疲れるだけじゃありません。視野は狭くなり考え方の柔軟性もなくなります。少し長い目でみれば、絶対に効率は悪いはずです。

 当たり前のことが当たり前でないんですね。