医者の敵は医者

[amazonjs asin=”4758106983″ locale=”JP” title=”ステップ ビヨンド レジデント 6 救急で必ず出合う疾患編 Part 3″]

上記より

ヨーロッパ労働時間指令では、2009年8月には研修医の勤務は週最長48時間、連続勤務は13時間までとした。アメリカ研修医団体は週80時間まで、オンコール待機は連続24時間までとした。アメリカ卒後医学教育認定委員会は2003年に研修医の勤務は週最長80時間、連続勤務は30時間までとした。現実には84%がこれに違反して長時間働いているという。

(中略)

長時間働くことには、患者の継続的なケア、および臨床経験量が増えるというメリットがある。一方、長時間労働による効率の低下、医療ミスは見過ごせない。

(中略)

実は研修医のみならず、すべての科のスタッフ医師の就業時間見直さないといけない。時間外が多すぎるのは医療経済的効率も含めて医療の質の低下を招いているのは間違いない。すべての医師がテキパキ派になれて私生活も大事にできるようなシステムにしていかないといけない。意外に敵は医者のなかにいるのかも・・・。ほかの科が楽そうだからって非難して脚を引っぱると、永久的に自分の科は楽にならないんだよねえ。

仕事のハードさと長さがむしろ収入と反比例する。
血液内科も全然なりてがないし、なっても続けれない人が多い。