更年期障害はなぜおこるのか

メグビーのブログ引用
 

更年期障害はなぜおこるか

頭が重い、手足が冷える、腰が痛い、心臓がどきどきする、息切れがする、疲れやすい、湿疹が出る、眠れない、便秘がひどい、などの症状を中年女性が訴えれば、医師は「更年期障害」だというだろう。鉛中毒にもこのたぐいの「不定愁訴」がつきまとうので、患者が女性であれば、鉛の専門医以外は、年齢にかかわらず、これを更年期障害と判断する。
不定愁訴の内容となっている症状は、自律神経の失調を思わせる。そこで、安定剤の投与が定石にならざるをえない。結局は、安定剤の副作用までが、不定愁訴のなかみに加わってくる。
ところで、更年期障害の人の血液のビタミンEの濃度をしらべてみると、それが格段におちている。この事実は、更年期とよばれる時期に、ビタミンEの消費がふえることを物語る。ビタミンEが多くのホルモンの合成に不可欠な助酵素であることを考えると、更年期の女性の体内で、男性ホルモンか女性ホルモンか、あるいはコルチゾールか、何かの大量生産か浪費かのあることが推察される。そして、ビタミンEの大量投与で、不定愁訴は霧消するのである。

〔三石巌全業績−11 健康ものしり事典(絶版)P66より抜粋〕

 新生児期、思春期、更年期はビタミンEの血中濃度が低下するとのことです。