真正赤血球症

ティアニー先生のベストパールより

「多血にもかかわらず鉄欠乏を認める医学上の唯一の疾患は真正赤血球症である」

この骨髄増殖性疾患において、主に影響するのは赤血球です。生体の鉄を消費しつくすまでに、赤血球がクローン性に増殖します。このように、医師は著明に増加したヘモグロビンとヘマトクリットにもかかわらず、鉄欠乏を合併していることを観察するでしょう。他の骨髄増殖性疾患と同様に、真正赤血球症では、ビタミンB12の上昇、脾腫、異常なV617F変異であるJAK2陽性を認めます。

 

コメント
上にあるとおり、鉄が不足するのに赤血球が増加しつづけます。

瀉血の必要がある人がおられます。

 1回400ccの瀉血で200mgの鉄が失われます次第に鉄不足が進行し、抑うつ、むずむず足、不眠などが出現しました。
鉄を補給すると、さらに瀉血の回数がふえ、悪循環になります。
やむをえず、ドーパミン製薬、抗うつ薬(セロトニンをふやす)などの内服をされています。

 

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