しくじり診断学イン広島HGS
救急診療の勉強会に参加しました。
①鑑別疾患は最低4つ挙げること。これに医原性の病気を加えて考える。
コメント:鑑別を挙げながら、危険な病気でないか考える。絶対はない。薬の副作用は常に考えること。
②疾患にはグラデーションがある。 例:レントゲンに異常を認めない肺炎。
コメント:自分が見たことが無いパターンは、常に存在しうる。
③最後の最後まで謙虚であれ。知らないことは無視しない。人に聞く。
他者と共有する。 自分の感情・傾向・状態をしる。自分が本当に最終診断者でよいのか、自問せよ。
④Maslow’s hammer・・・金槌をもっていると釘をうちたくなる。特定の技術があるとそれを行いやすくなる。
⑤メタ認知力とは?
自分や他人を観察し、あらゆる情報・状況を総合的にキャッチする「もう一人の自分」
より高い観点から全体把握する。認知についての認知
⑥誰も信じてはいけない
大尊敬する先輩も間違っていることがある。
⑦大人になると
・変化を嫌うので新しいことに耳をかさない
・やたら分析・意味づけ・価値づけをする(固定概念が増える)
・上記を繰り返しパターンが強化される。
⑧「めんどくさい」感覚が責任感を希薄にする。その瞬間に「誤診の棺おけ」に入っている。
コメント:これで何度も失敗をした。
⑨
availability bias 心に浮かびやすい事を考えやすい。最近経験したことなども影響される。
overconfidence bias 自信過剰な自者・他者の判断をしんじやすい。
anchoring bias 最初の考えに固執してしまい、考えを改めない。
confirmation bias 自分の仮説に不適合な情報を過少評価する。
hassle bias 肉体的・精神的に楽な処理する思考に引っぱられる。
rule bias 正しいわけではない一般ルールに盲目的に従う。
base rate neglect 疾患の頻度を無視してします。時に稀な疾患を見つけるとさらに加速する。
visceral bias 患者に対して陽性・陰性感情を持ってしまい、決断に影響を与える。
prematurre closure 1度診断をつけると思考がストップ。最もエラーに貢献するとされる強力なバイアス。
⑨five Killer sore throat