カルビンチョ先生の記事

正しい栄養摂取バランスなんか存在しない!? アメリカ糖尿病学会による見解の変遷 より

以前と変わらず、わかりやすく、的確な指摘です。以下引用

画期的だったのは2008年です。ADAは「食事療法に関する推奨(声明)」の中で、糖質制限食の有効性を公式に認めました。1年以内とするなどの条件はつきましたが、有効性と安全性を認めたのです。

そして2013年10月、ADAは「成人糖尿病患者ケアでの食餌療法に関する推奨(声明):Nutrition Therapy Recommendations for the Management of Adults With Diabetes」食事療法のガイドラインを機関誌で公式に発表します。

「全ての糖尿病患者に適した標準となる食事パターンは存在しない。患者ごとにそれぞれに適したさまざまな個の食事パターンがある」

選択肢として提示された有効な食餌療法の中に糖質制限食もしっかりと入っていますし、期限の制限もついていません。

日本糖尿病学会が糖質制限を推奨できないと公式に提言したその同じ2013年に、アメリカ糖尿病学会は糖質制限が安全で有効な食餌療法であると公式に認めたのです。

この違いは何を指し示しているのでしょうか?インターネット時代、アメリカを含む欧米諸国からの情報はリアルタイムで入ってきているはずです。それでもなお日本の糖尿学会が糖質制限を認めたがらないのは何故なのでしょう? 糖質制限している患者を怒鳴りつけてやめさせて毎食たっぷりご飯を食べさせる、その科学的な根拠は何なのでしょうか?