感染症診療の8大原則
感染症プラチナマニュアル 2017より
1.発熱、CRP上昇のみを根拠に抗菌約を開始しない。
2. 市中感染と医療関連感染を区別する
3.抗菌薬開始前にグラム染色を行う。培養検査の検体を採取する。
4.抗菌薬の投与量は多めが良い。PK/PDを考慮する。髄液、眼球内、前立腺には移行性のよいものを選択する。
5.効果判定は発熱、CRPに依存しすぎない。臓器特異的パラメーターを追う。
6.抗菌薬が効いていないと思ったら、すぐに変更、ではなく原因を鑑別する。
7.原因微生物が判明したら、経験的治療から原因微生物を合わせた狭域スペクトラムな治療に可能な限り変更する。(de-escalation)
8.抗菌薬の投与期間はCRP陰性化までではない。感染臓器、原因微生物、患者背景で決まる。