気管支拡張症とCOPD

日本内科学会雑誌 2025年6月号より

気管支拡張症は他の慢性気道疾患と重複することが多く、慢性閉塞性肺疾患もその一つである。両者の病因論的関係を示す明確な証拠はないが、喫煙などの有害物質の長期暴露は防御機能低下と慢性感染を惹起し、続く慢性炎症は気管支拡張症の発症・進展に関与している可能性がある。気管支拡張症とCOPDが合併した患者は増悪リスクや死亡率の増加といった不幸な予後を示しており、両者に対する早期診断と適切な管理が必要とされる。

 

安定期COPDの4-57%に気管支拡張症の合併が報告されている。