腹腔内リンパ節腫大 3C(コモン、クリティカル、キュラブル)とは?
ドクターサロン 2025年10月号より
感染症による腹腔内リンパ節腫大の3c・・・HIV,結核、梅毒
悪性腫瘍・・・悪性腫瘍および他の悪性腫瘍・・・大腸ファイバー検査、胃カメラを行う。
多発している場合・・・悪性リンパ腫、あるいはウイルス感染症を考える。
どこの所属リンパ節が腫れているかは確認を。
抗菌薬の使用について
細菌感染は必ずほかのどこかに顔を出してきますので、それを待ってからでも遅くはないかなと思います。もちろん、心内膜炎などを十分に除外したうえでの判断になりますが。 ただ、結核に関しては我々も本当に最後まで診断がつかなくて、診断が確定しない場合でも、3剤、4剤で治療してみるのは意外とよくあることです。下手に様子を見て悪くなるよりは、結核だけは治療しておこうということは少なくありません。
悪性リンパ腫の組織は、全部をホルマリン漬けにしないように。