顆粒球コロニー形成刺激因子関連大型血管炎にステロイドが奏功した1例

日本内科学会雑誌 2022年11月号より

 37歳女性。乳癌術後化学療法中、G-CSF 投与後より発熱、頚部痛が出現。高度の炎症所見と大動脈弓中心に大型血管炎の所見を認めた。G-CSF関連血管炎と診断し、大量ステロイド治療を開始し、速やかに症状、検査所見は改善。ステロイドは短期間で漸減中止し、再発はない。G-CSF投与歴のある患者の発熱時は毛肝炎発症も念頭に問診、画像検査をすすめるとともに早期のステロイド治療も考慮すべきである。

初めて聞いた。