妊産婦自殺率・・・東京都23区では8.7人とヨーロッパの3倍弱の高さ

上記よりメモ

①統合失調症の遺伝率は81%、双極性障害の遺伝率は89%と比べて、うつ病の遺伝率は低い値を示している。

コメント:元の体質(遺伝子)に、食事も引き継ぐからでは。

②アルツハイマー病やパーキンソン病では、病初期から嗅覚低下・消失が起きる。

コメント:有名。

③ヒントとなる症状と鑑別診断のポイント

(1)数字や配置に異常にこだわる・・・強迫性障害の特徴

(2)電車のつり革につかまれない・・・不潔恐怖・・強迫症である。手を洗い続ける。かぎ、ばかげた考えが頭から離れない。一つのことに大変時間がかかる。

(3)学校の宿題や道具の忘れ物が多い。・・・・てんかん、知的能力障害、被虐待児、ADHD、自閉スぺクトラム、統合失調症など。

(4)突然意識が途切れることがある。・・・てんかん、心因性非てんかん発作、ナルコレプシーなど。

(5)職場で上司が嫌がらせをしてくる・・・パラノイア(被害妄想)。統合失調症、うつ、広汎性発達障害など。

(6)何をするのもおっくうでやる気が出ない・・・比較的大きなストレスの後に、閾値以下のうつ病の状態が持続する場合には「適応障害」の病名がつく場合が多い。

(7)物忘れを自覚するようになった・・・「主観的認知機能低下」 近年の疫学研究、神経画像研究、バイオマーカー研究によれば、これはMCIや認知症へ進展するリスクが高い状態であることが示唆されている。また、プレクリニカル・アルツハイマー病として、アルツハイマー病の疾患修飾薬の適用対象としても注目されるようになってきている。

(8)支持的精神療法・・・安心を与える、傾聴、助言、コーチング、共感

コメント:安心を与えず、心配を増幅させている医療関係者もいる。

④不眠症の原因となる薬物・・・降圧薬(カルシウム拮抗薬、βブロッカー)、ヒスタミンブロッカー、気管支拡張薬、ステロイド、甲状腺薬など。

コメント:考えたことがあまりない。ステロイドは有名。

⑤月経前不快気分症・・・・・月経前ごとに(非定型)うつ病を呈する疾患。生理が始まると急に治る。

⑥周産期メンタルヘルス・・・後期妊娠産婦死亡を含めた妊産婦自殺率の実態調査では、英国の対10万人比率3.3人、スウェーデンの3.7人に比較して、東京都23区では8.7人とヨーロッパの3倍弱の高さであることが報告された。

コメント:栄養医学の出番だと思う。

⑦産後精神病の鑑別・・・脳炎や下垂体壊死によるシーハン症候群、甲状腺疾患など。

⑧心不全患者のうつ・・・・心不全患者では抑うつ症状が33%にみられ、大うつ病の有病率は19%である。