松野 晋太郎先生のご講演

9月22日 市川フォレストクリニックの松野先生の認知症の講演でした。

以下引用要約

①薬物の悪影響を避ける。
(1)スタチン・・・ミトコンドリア毒であること。ビタミンk2を減少させ、動脈硬化の原因となる(血管の石灰化)。
(2)血圧の薬・・・脳血流を低下させる場合がある。・・・血圧130を切らないように調節する。レビーの人にはアムロジピン5㎎は多すぎて、失神することがある。
(3)プロトンポンプインヒビター・・・マグネシウムなどのミネラル吸収やビタミンBなどの吸収を阻害する。

②藤川先生の栄養療法の導入
(1)マグネシウム入浴、ATPセットの導入など。

③西洋薬や漢方薬の上手な活用
(1)プレタールで脳血流を増やす
(2)リバスタッチパッチ4.5㎎の4分の1を1時間だけ貼付して覚醒させる。
(3)半夏厚朴湯・・・ウィンタミンと相性がよい。脳幹の血流を増やす。(ウィンタミンの錐体外路症状を緩和する可能性)

④サプリメントの活用
(1)ピック病にはやはりフェルガードFを
(2)mma療法・・・mガードを2-6包、メマンチン5-10MG、アミノ酸(eaa)
(3)蕁麻疹には、ビオスリーやミヤbmなどの酪酸菌を
(4)食事では卵2個(レシチン・・・細胞膜の材料)、納豆1パック(ビタミンk)を
(5)eaポリタミン・・・貧血の改善につながったケース(アルブミンの改善による)
(6)mガードは、ミエリンの再生をターゲットにしている。・・・グリア細胞は、夜間に脳内のメインテナンスをしている。

コメント:松野先生も、白土先生も栄養療法に力をいれておられたのが印象的だった。