百日咳とはしかとワクチン

上記引用

すべての伝播性の病気による死亡は20世紀半ばまでにほぼ無視できる数になっていった。百日咳ワクチンが市場に出てくるまでに、百日咳による死亡率は99%以上低下していた。
(百日咳による)死亡率は、20世紀初頭に急激に低下した。第二次世界大戦時には、20世紀初頭に比べて約10分の一となっていた。
百日咳に対する免疫(ワクチン)が導入される以前の70年間、百日咳の死亡率は、急激に低下し続けていたので、ワクチンの影響はあまり考えられない・・・・1957年以前に死亡率は著しく低下していたので、ほとんど改善の余地はなかった。

はしかのケースでいうと、死亡率はほぼ100%の低下を見せていた。はしかのワクチンが導入された時点で西洋社会において、はしかは既に大きな問題ではなくなっていたのだが、こんにちの読者はこのことをご存じないだろう

ヨーロッパの子供たちが全般的にこんにちのレベルの栄養状態になる以前は、はしかの感染は恐ろしいものであった。モアリー卿のレビューによると1807年から1812年のグラスゴーでは全死亡の11%の死因がはしかであった・・・ワクチンが接種される前であったにもかかわらず、1960年にはイングランドとウエールズにおけるこどものはしかの報告数は2.4%に激減し、死亡率は0.03%にまで低下した。

コメント:掲載されているグラフを見ると、ワクチンの貢献度がないことは、一目瞭然。

これは公衆衛生の授業で教えないといけない基本的な知識ではないか。