尿路結石ができるメカニズム
上記引用
尿細管の管腔内で、イオンの状態でいれば溶解した状態でいられる。非イオンの状態になると溶解度が低下(過飽和状態)し、結石の基核ができて、どんどん生育して結石となる。
結石の基となりうる陽イオンとして、
Ca2 2+, Mg 2+, NH3 + 等があり、
結石の基とないうる陰イオンとしては、
リン酸 PO4 3-, シュウ酸、 炭酸(これらはカルシウムイオンと結合する)
尿酸、シスチン等が代表的である。
さらに、結石の形成を抑制する陽イオンとして、マグネシウムイオン(カルシウムイオンと拮抗して、過飽和を防ぐ)
結石を抑制する陰イオンとして、クエン酸がしられている。
臨床的に、成人の結石の6割程度がシュウ酸カルシウム結石、2割程度がリン酸カルシウム結石なので、カルシウム結石の形成予防が、尿路結石の再発予防の主たるものといえよう。
マグネシウム(ぬちまーすなどの塩に多い、あるいはにがり)とレモンや梅干しなどのクエン酸が結石予防になるといえるのではないか。