津軽海峡は深かった

先日の江部康二先生のご講演より

・日本列島にヒトが住み始めたのは旧石器時代からである。

・旧石器時代は、38,000年前から16000年前までの約22000年間続いた。

・ナウマン象、ニホンシカ、イノシシ、ウサギ・・・などを狩猟してとり、肉食が主であった。糖質摂比率は10%以下であろう。北海道ではマンモスも食べていた。→津軽海峡で本州に渡れず

・当時の日本列島は大部分が亜寒帯性の針葉樹林が広がっていて、植物性の食品は乏しく漁労も未発達なため、大型哺乳類を主とした狩猟に依存した生活であった。植物性の食品は、自然薯とコケモモくらいしかなかった。なお、九州では広葉樹もあった。

 

津軽海峡以外は水深が浅いため、大陸とつながっていたそうである。

すなわち、日本列島は内海のような状況だった。