2014年2月28日

藤川徳美先生が統合失調症に対する治療法(糖質制限+ナイアシン)の有効性について報告しておられます。

統合失調症に対するナイアシン治療 

統合失調症に対する活性型ビタミンB6の治験が東京都医学総合研究所の糸川昌成氏により行われています。昨年の日本精神神経学会のシンポジウムでも表されました。予想される有効率は20%とされています。  しかし、B6より遙かに有効なものがあります。それはB3(ナイアシン)です。

当院では1年前からB3を1.5g-3g投与し、顕著な効果を確認しています。有効率は60-70%、1-2週間で効果が出て即効性あり。

”気持ちが前向きになった”,”幻聴が苦しくなくなった”,”希死念慮が消えた”,“こんなに効いた薬は初めて”,”病前の本来の姿に戻った”など、著効します。

上記の本にはB6は20%の患者に効くと書かれています。ナイアシン投与とともに砂糖を止め機能性低血糖を防ぐことの重要性も書かれています。  99.9%の精神科医はこの事実を知っていません。実際の効果に驚くと思います。

この治療が一般化したら、精神科病院の入院患者は半減し、抗精神病薬投与量も半減すると思います。

統合失調症を治す

栄養療法による驚異的回復
A.ホッファー 著
大沢 博 訳

現在の精神科の治療は薬物療法が主体となっています。
また、統合失調症は精神科医の独断場で、他科が手出しのできない分野です。
著者は「はじめに」の中で現在の精神医学について次のように述べています。

「製薬会社とその製品によって堕落してしまった精神医学は、栄養も栄養素も利用していません。 こういう新しい考え方について、製薬会社が巨大な額の宣伝広告費を使って広報したり、研究会などを通じて広めるというようなことはありません。  実利のレベルで治療法が決定されるときには、薬から湧き出る唯一の利益が、長期の及ぶ効果の見られない慢性疾患の治療です。製薬業界にとっての金銭的利益であって、患者の利益ではないのです。私達は、企業というビジネスは金をつくることであり、医療のビジネスは病人を治すことだという、このことを忘れないよう、心に深く刻んでおきましょう。」

生活習慣病(糖尿病、高脂血症、高血圧)についても、同じことが言えます。
生活習慣病には糖質制限がファーストチョイスですが、これは製薬会社にとって不都合です。
製薬会社に支配された糖尿病学会は、反糖質制限キャンペーンを行っています。

統合失調症を治すメモ