94歳男性 福屋前で被爆
当時1中の学生だった。
8月6日福屋の前で被爆。建物の陰にいて助かったが、ガラス片が前胸部に入った。同級生はほとんどなくなった。(当日は動員で街へ出ていた)
家へ帰ったら、爆風でガラスがわれてボロボロになっていた。
親は自分のことを、もう死んだものと思っていたので、帰ってきたのを見て驚いた。
しばらくして、脱毛、下痢、発熱、出血などが出現。ふらふらして立てなくなった。寝たきり状態になったが、何とか食事ができていた。
同様の症状で多くの人がなくなっていたが、半年くらいして回復してきた。
8月7日に身内を探して市内に入った人が多かったが、放射線被ばくでたくさん亡くなった。
「当時は放射線の知識がなかった。」
「だれが生きるか死ぬか、全くわからない。」