書評 糖尿病は”砂糖”でなおす その6 オメガ3脂肪酸について(その2)
崎谷先生の著書で、pufaのひとつであるオメガ3脂肪酸(アマニオイル、魚油など)の危険性が指摘されていました。
日本の臨床研究では、オメガ3脂肪酸は有用であるとの報告が多いようです。
JACC STUDYより
ai.ac.jp) 魚類・オメガ3系多価不飽和脂肪酸と循環器死亡
魚に多い長鎖n-3脂肪酸を多くとる女性で乳がんの危険度が低下
鮮魚をよく食べる人や、オメガー3多価不飽和脂肪酸の摂取量が多い人では、肺梗塞による死亡リスクが低い
jphc研究より
魚、nー3不飽和脂肪酸摂取量と肝がんとの肝がんとの関連について
魚介類・nー3系多価不飽和脂肪酸摂取と軽度認知障害・認知症との関連
日本人5万2,680人を対象とした「JPHC研究」で、糖尿病の発症と魚類の摂取の関連を調べた結果、男性では魚介類摂取が多いほど糖尿病発症のリスクが低下し、摂取量がもっとも多い群では、もっとも少ない群に比べ糖尿病のリスクが約3割低下することが明らかになった。
2018年の日本脂質栄養学会で、中川清隆先生は次のように述べられたそうです。
以下白河三来さんのブログより引用 https://ameblo.jp/shirakawamirai/entry-12409683265.html
PUFAを摂ったからってそんなに簡単に過酸化脂質になるわけないってことを伝えたいけど、そういうデータも見当たらず、、
どう伝えたらいいのかな〜と思っていたら、、、なんと9月の脂質栄養学会で、体内の過酸化脂質を測っている先生のご講演がありました!
東北大学大学院、機能分子解析学の仲川清隆先生。
先日お時間をいただいて、いろいろお話伺ってきました。リン脂質中の過酸化脂質は、わずか10万分の1。
過酸化脂質は検出しようと思ってもなかなか出来ない。それ程少ないということ。
私たちの体内は様々なレギュレーションで制御されていて、還元状態にある。と。
じゃあどうして、PUFA過酸化脂質説がまかり通っているのか?と質問したら、それは最近まで体の中にどのぐらい生成されているか分かってなかったから、想像や推測でいろんな説が出ているだけだと。
ちなみに、過酸化脂質の問題については、ビタミンĒが有効と考えられています。
三石先生の「ビタミンE健康法」に詳しく書かれています。