ADHD ホッファー先生のケースレポート・・・7歳男児 文字が読めない理由は?

 

ケース35

N.G.は1965年12月生まれで初診は1973年3月。学校での進歩が遅く、読字に問題があるために紹介された。1年前までは問題なかったが、その後過活動、破壊的、緩慢になった。子供精神健康センターにて、寝る前の鎮静剤と読書訓練法を勧められた。私は彼が字が読めない理由が幻視にあることを発見した。ページの上で文字が動き回り、互いにぶつかり合い、文のラインはくっついていた。眼が覚めても続く悪夢に苦しめられていた。薄暗いと、服が熊に見えた。クローゼットのドアを閉めずにねむることはできなかった。幻聴が聞こえてきて、何をすべきか彼に告げた。私は毎食1グラムのナイアシンアミド、ピリドキシン1日250㎎を開始してもらった。2か月ほどして改善が見られ始めた。集中力が上がり、知覚異常の症状はましになり、文字が落ち着いて見えるので、読字ができはじめた。ピルを飲み込むのが難しく、推奨量の3分の2だけしか飲めなかった。8月27日、かなり改善したため、最初に評価をうけた精神科クリニックを受診した。第2学年へ留年せず、第3学年でうまくやれた。ジョンホッファーは診察し、改善していることを確認した。1973年12月24日、母親は彼に行動上の問題があると心配していた。彼はピルを飲めており、ナイアシンアミドを毎食後1.5グラムへ増量し、ピリドキシンは1日250mg、アミトリプチン10㎎とペルフェナジン2mgを眠前に開始した。過活動スコアは51から41へ(1973年3月30日から1973年9月27日にかけて)。

 

コメント:同じような症状の子供が多い。