ADHD ホッファー先生のケースレポート・・・3歳半の頃、隠されていたLSDの錠剤を飲み込んだ

 

 

 

ケース11

L.B. は1967年2月生まれ、1972年2月初診。3歳半の頃、隠されていたLSDの錠剤を飲み込んだ。その後、数時間にわたって混乱状態となった。奇妙で失調状態、はっきり話せなくなった。瞳孔が拡大、過活動状態。2日間入院し、鎮静剤を使われた。病院のスタッフは私がその数年前に出した論文について知らなかった。その内容は、ナイアシンがLSDに対するよい解毒剤となることであった。彼女には幻覚があったようであった。この件の後、過活動、いらいら、他の子供とうまくやっていけない、しつけの問題などが継続した。

彼女は私に、お化けや黒い怪物が見えると言った。物体はゆがんで見え、小さな鉛筆の先は人の顔に見えた。上着を脱ぐと腕は毛むくじゃらに見えた。幻聴が聞こえた。幻覚を経験した人は誰でも彼女に同情するだろう。

毎食後ナイアシン1グラム、ピリドキシン1日250㎎を開始してもらった。5週間後には改善傾向が認められた。多くの幻視は消失し、幻聴も10日間ほど聞いていなかった。ナイアシンアミドの吐き気のために半量しか飲めなかった。そこでナイアシン毎食1グラムに切り替えた。4か月後、ほぼよくなった。時に落ち着きをなくし、少し誇大妄想的であった。その2か月後さらに改善した。ジョン・ホッファーは1973年7月に診察し、幻視が残っていることを認めた。眼を閉じると、街や魔女や恐ろしいイメージが出現した。母親が診察の2か月前にビタミンを中止していた。母親は娘がすでによくなっていると思い、幻視があることに気づいていなかった。過活動スコアは77から37へ(1972年2月20日から1973年8月7日にかけて)。評価はmuch improved

コメント:幻覚剤の影響が続くことがあるらしい。