オスラーの言葉・・・こんなときオスラーより
「最終的に勝利を収めるためには、できうる限り骨を折り、労を惜しまないことである。(中略)手がけている内容が取るに足らないものであったにせよ、全精力を傾ける意気込みでやり、やり遂げたあとは批判的な眼でその成果を点検し、容赦せず自分自身に厳しい審判を下すと良い。」
他人から厳しい審判を下されると、へこみます。オスラーは自分に厳しいですね。
「明日のことを思い煩うな、今日を精一杯生きろ。(中略)カーライルのエッセイの一文が、私の心に忘れがたい印象を残した。「我々の務めは、遠くにかすんでいるものを見ることではなく、目の前にはっきり見えるものを実行に移すことである。」
「将来、多くの人間が諸君の人生に関わりを持ってくるであろうが、人間とは多種多様の要素が混在した不可解な存在である。物好きで、風変わりで、気まぐれで、かつ空想家でもある。だが、内面生活のちょっとした欠点をあれこれ詮索すればするほど、人間一般に見られる欠点は、すなわち自分自身の欠点でもある、という思いに駆られることであろう。このように同じ欠点を持っていることを認めるのは耐え難いものであるかもしれない。ただ、有難いことに、われわれには自己中心的なおめでたい自惚れがあって、その事実を忘れさせてくれる。それゆえ、仲間の人間に対して限りない忍耐と耐えざる思いやりの心を持つ必要がある。そうすれば、彼らとても、われわれに対して同じような態度をとらざるをえないのではなかろうか。」
自分と同じ欠点をヒトの中にみるほどに、嫌な気持ちになるものですね。