再掲 親指はなぜ太いのか?


2016年1月16日 島 泰三著 親指はなぜ太いのか 直立二足歩行の起源に迫る

扉より

一本だけ離れて生えている太くて短い親指、ガラスさえ噛み砕くほど堅い歯。

人類の手と口は、他の霊長類に例のない特異なものである。

霊長類の調査を長年続けてきた著者は、サルの口と手の形、移動方法は、その主食によって決定されることを解明し、「口と手連合仮説」と名づけた。

なぜアイアイの中指は細長いのか、なぜチンパンジーは拳固で歩くのか、そして人類は何を食べ、なぜ立ち上がったのか。

スリリングな知の冒険が始まる。

 

 

人類はボーン・ハンティング(骨猟)をするというニッチ(すきま)を見つけて発展した。」これが著者の仮説です。

アイアイは、ラミーの種子に開けた小さな孔から中身をかき出すための中指を持っている。ラミーの種がアイアイの主食である。

人類の厚いエナメル質の臼歯・・・・骨を口の中ですりつぶす。すなわち、骨を食べるための歯。

人類の対立する親指・・・・石を握って、骨を割るために不可欠。すなわち、石を握るための手。