レビーピック複合とは

コウノメソッド流臨床認知症学より引用

2012年9月、レビー小体型認知症と前頭側頭葉変性症が合併しているとしか思えない患者が2日間で3人相次いで初診したことで、レビー・ピック複合(Lewy-pick complex:LPC)としか言い表せない患者群がいることをついに「認知症ブログ」の中で発表する決断をしました。

・ピックスコア、レビースコアとも5点以上

・15%程度ある。

・要するに、ピックスコアが高ければピック用の処方(クロルプロマジン)+フェルラ酸(フェルガード100M )が、レビースコアが高ければDLB用の処方(グルタチオン点滴+リバスチグミン、抑肝散)がマッチする可能性が高い。

・いかなる認知症も最終的には前頭葉機能が低下し、歩行できなくなるという過程を考えると、いずれは皆LPCになっていくというのは当たり前なのかもしれません。つまり、LPCになるまで延命してしまったと考えるしかないのです。