sagging eye syndrome(加齢性斜視)とは
ドクターサロン 2025年7月号より
眼というのは、動かす筋肉が6本あり、それが上手に強調し物がずれて見えないように工夫して動いています。特に上下左右に付いている筋肉をバンドのようにして取巻いている眼窩プーリーというものがあります。それがだんだん加齢とともに弱くなっていきます。
特に上直筋、あとは外直筋の間のプーリーの部分はコラーゲンの量が多く、老化によって菲薄化したり、断裂しやすいことが一つの原因となっています。
Q 筋肉と眼球の隙間をうまく埋めているようなものが減ってきて、すこしずれてきているようなイメージですか。
A そういうことですね。
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サギングアイ症候群というのは斜視を引き起こす疾患なのですが、60歳以上の斜視の発症が増加しているということで、特に60歳以上の斜視の方を調べたら、その24%がサギングアイ症候群であったという報告があります。
・複視というのは、単眼複視といって、片方の目で複視を感じる白内障などがありますが、この場合は両眼で見て二重に見えるということです。
・視線に合わせてプリズムを当てることで、二重に見える自覚症状が治るといったメカニズムの眼鏡を処方しています。
https://meisha.info/archives/2709・・・Sagging eye症候群 SES の認知度と眼窩プーリー
コラーゲン、大切ですね。