ランセット、ハーバードブランド

 

 低炭水化物ダイエットで「寿命4年縮む」、ケトジェニックも「糖尿病に…」

「極端な糖質制限」が特に日本人の腸にダメージを与える

 

2018年8月ランセットに乗った論文(糖質制限で寿命が短くなる)が話題になりました。実際に読んでみると貧弱な内容に驚きました。日本、米国、おそらく世界中で、ランセットおよびハーバードブランドが威力を発揮し、結論だけがマスコミで大報道されました。論文の問題点については、以前書きました。

http://itonaika.in/1943

①平均摂取カロリーが1600キロカロリー(ありえない)

②25年間の間で、最初と6年後の2回のみ、自己申告のシートを書くだけ。

③そもそも、低糖質グループでも約150グラムの糖質摂取をしており、糖質制限になっていない。

④比較群間の差が大きい。(性別、喫煙など)

 

 

KENDBERRY医師(糖質制限推進派)がこの論文についてコメントしています(上動画)。
論文が発表されてから時間がたっていない時期で、かなり怒ってますね。

・著者のひとり、Walter C Willett医師はかのアンセル・キースの同僚である。そのためハーバート大学の公衆衛生部門は、以前より糖質制限に批判的である。(2010年、2012年にもハーバート大学は、よく似た糖質制限批判につながる論文を発表しています。)

以前より、パラダイムシフトは古い権威が引退するか死ぬまでおこらないといわれている。Willettは現在73歳であり、もうすぐ引退してくれるだろう。

この論文は、ランセットとハーバードの信用を落とすものである。プロパガンダであり、ゴミ論文だ!