ランセット論文 「糖質を摂るほど死ぬ。脂質を摂るほど死なない」

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以下引用

世界的な医学雑誌の電子版である「ランセットオンライン版」の2017年8月29日号に衝撃的な論文が掲載されました。

この論文は、五大陸18カ国の13万5000を越える症例を対象とした大規模疫学前向きコホート研究です。

食生活における炭水化物と脂肪の摂取比率により、全体をそれぞれ5つの群にわけて人々を約7年半にわたり追跡し、総死亡率の違いを調査したものです。

その結果、炭水化物をたくさん食べている人ほど総死亡率が高く、脂肪を少なく摂っている人ほどやはり総死亡率が高いことがわかりました。

さらに詳しく見ると、炭水化物摂取比率が77.2%と最も高いクループの総死亡率が7.2%だったのに対し、46.4%と最も低いグループは総死亡率が4.1%と大きな差がありました。

また、脂肪の摂取比率が10.6%と最も低いグループの総死亡率が6.7%だったのに対し、35.3%と最も高いグループの総死亡率は4.1%と、これも大きな差がついていたのです。

つまり、従来の糖尿病食であり、健康に良いと信じられていた、低脂肪で高糖質のカロリー制限食を摂っていると総死亡率が高くなるという結論になるわけです。