少し前の農村の話

80代後半の女性に教えていただきました。

少し北の方で、農家に生まれた。兄弟6人で長女だったので、小学生になるといつも子守。高学年になると、毎日夕食の準備。母親は農作業。お米はあっても、毎日お粥をつくっていた。

農繁期は、学校を休んで家の手伝い。通学途中の学友に見られるのが恥ずかしかった。昔は機械化されていなかったので、かがんでする仕事ばかりだった。

家の電灯はひとつだけ。電気製品がないので、家事にエネルギーがいる。

子どもが生まれたら、おんぶして家の手伝いに行っていた。

今は街でくらし、以前のことは夢の中の出来事のよう。

 

これほど生活の変化が激しいと、親子でも理解困難な部分があると思う。