キリスト教と仏教の比較・・・ニーチェの考え
[amazonjs asin=”4062723123″ locale=”JP” title=”キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社+α新書)”]
ドイツの哲学者ニーチェはキリスト教文化の中で育ち、キリスト教を否定しています。
「神は死んだ」
(かといって、神の存在を否定したわけでもない。)
かなりの変人なのは間違いなさそうですね。家族や周囲の人がさぞかし困ったことでしょう。
①どんな人達から生まれた?
仏教・・・上流階級や知識階級
キリスト教・・・下層民のもとで誕生し、やがて野蛮な民族の間に広まった。
②道徳について
仏教・・・「道徳」とは自分をだますことにすぎない。仏教は「善悪の彼岸」に立っている。
キリスト教・・・「ルサンチマン道徳」つまり弱い人間の恨みつらみから発生した道徳
③神
仏教・・・関係ない
キリスト教・・・一神教
④成立した背景
仏教・・・何百年と続いた哲学運動の後に成立 温かい土地で生まれた。
キリスト教・・・ユダヤ教より 砂漠の中
イエスはそれまで力を持っていた、階級、特権、秩序などと対立した。
⑤利己主義と客観性
仏教・・・利己主義は人間の義務である
キリスト教・・・利己主義は悪い
⑥異なった文化に対して
仏教・・・一般に寛容
キリスト教・・・基本的に認めない
⑦キリスト教の僧侶に対する批判
・人生の大切な節目節目で、変な儀式を行って、人から金をゆすりとろうとする。
・「神は悔い改めるものを許す」などと言っているが、それは要するに、「自分達に服従すれば許してやるよ」ということ。
・僧侶達は、「あの世」「最後の審判」「霊魂の不死」といった大ウソを武器にして、支配者となった。
⑧ 信仰とは?
「信仰とはそれそのもをの見ないこと」
(信仰されているものの特徴や欠点をみないこと)
本能を隠す為の隠れミノ
⑨イエスとキリスト教は無関係
仏教とブッダの教えがずれているのに同じ。