肺癌健診の最新情報

ドクターサロン 2026年1月号 より
中山 富雄先生

①重喫煙者(ブリンクマン指数 600以上)に対する低線量CT検査・・・実施を勧める
②重喫煙者以外に対する低線量CT検査・・・実施しないことを勧める。任意型健診では、個人の判断に委ねる。
③胸部X線検査・・・実施を勧める。
④低線量CT・・・普通のレントゲン写真のだいたい20倍くらい。
⑤前は、喀痰細胞診で見つかるような太い気管支にできるがんが多かったのですが、かなり減ってきて、無気肺と呼ばれるX線所は20年ぐらい前からほとんど病院でも見なくなってきました。喀痰細胞診を用いた健診で、実は全国でも20例ぐらいしかがんが見つかっていないというぐらい減少しているので、もうさすがに検診には使えないぐらい患者さんが減っているということです。
だから検診は画像診断に特化して、喀痰細胞診は痰がでているような方に外来で使うのみというかたちにするべきだということです。
肺に小さな占拠性病変が見つかった時、細胞診が必要ですから外科医に取ってもらいなさい、と言っていましたが、そうではなくて、経過をみていくことが非常に大事だということですね。
⑦肺がん検診もこれからは変わってまいります。特にAIがこれからどんどんサポートしてくることになると思いますので、エックス線の写真の機会を持っている方は、まずはデジタルに変えていただきたいと思います。