呼吸器科医の見解・・・普通のウイルス性?肺炎

ウイルス性肺炎あるいは、原因不明のARDSは普段から少なくない。
原因の特定よりも、適切な対応が必要。
急激にARDS様の変化を起こして、手をこまねいているうちに肺が真っ白になって死んでしまう。
これに対しては適切なタイミングでステロイドパルス療法(ソルメドロール)を行う。タイミングを逸した人がなくなっているのではないか。
感染症にステロイドホルモンを使用することがためらわれることもあるが、ARDS様の過剰反応を抑えることが重要。

 

コメント:学問上の議論がありますが、経験上この意見に賛成します。(私の専門ではありません。あしからず。)

血液疾患では肺炎が一番怖い。気管内挿管まで至ると死亡率が極度に上昇する。よいタイミングでステロイドパルスを行わないと取り返しがつかない。治療の良しあしが運命を決める可能性があると思う。

 

論文:JAMAIM Retrocohort 中国武漢のCOVID-19肺炎患者のARDSや死亡のリスク因子

新型コロナ ステロイド投与で効果も WHO推奨せず
ステロイドが肺炎の回復を早める可能性

重症市中肺炎へのステロイドの効果

新型コロナへのステロイドは支持されない