亜鉛欠乏について・・・エイブラム・ホッファー
ビタミンB3の効果より
亜鉛欠乏は、一般に認められている以上に多く存在している。亜鉛は土が水で洗われると分解されてしまうし、穀物が精白されるときには除かれてしまう。亜鉛の最も豊富な摂取源はカキであるが、ふつうは主食ではない。分裂病には亜鉛をピリドキシンと一緒に用いるのを慣例にしている。嗅覚あるいは味覚に異常がある高齢の患者には、比較的多量に使う。亜鉛欠乏は正常な味覚を奪ってしまうので、食べ物が味気なくなるか苦くなり、味覚が悪くなる。(中略)
私は多くの高齢者が亜鉛欠乏になっていると確信している。前立腺肥大になっている人にも亜鉛を使う。多くの場合、これが肥大のプロセスを抑える。
記憶を司る海馬に亜鉛が多く含まれていることも有名。高齢者は難聴、味覚障害、皮膚のトラブルも多い。
[amazonjs asin=”4915340511″ locale=”JP” title=”ビタミンB‐3の効果―精神分裂病と栄養療法”]