ブッダについて

若く大変聡明な僧侶に教えをいただく機会を得ました。

 五重塔(空、風、火、水、地のエレメントを表す)、卒塔婆(五重塔を模している。戒名を書く板)、毒矢の例え(考えているうちに毒が回る)の意味、専門用語(無明、解脱、精進、五戒、戒律など)、大乗(利他を重視)、上座部(利自を重視)の違いなどなど。

 ひとつひとつに意味があることを、まったく知りませんでした。

 特に印象に残った点は、
①ブッダは人間の心を徹底的に研究した(利自)。そしてそれを人に伝えること(利他)を始めた。

②そもそも、「悟り」は言葉では表せない。

神が存在するかどうかは、考えてもわからない。考えても仕方が無いことはとりあえず考えない。
(当時より現在にいたるまでインドはバラモン教の世界である。神の存在を信じるのが当然であった。)

④現在、仏教はインドにも中国にもほとんどないらしい。日本の仏教が逆輸入される状況らしい。

⑤ユダヤ教は、現在でも決まりを書き換え続けているらしい。ユダヤ教では、師匠に質問をしまくるらしい。
ユダヤ人は少ない人口でノーベル賞の受賞者が大変多い。 問い続けることが大事なのではないか。

⑥日本の仏教は、現在のままでは衰退する可能性を指摘されている。ブッダの教えから離れて、信仰のみになっているとの指摘がある。(その方がわかりやすい面もある、お経の意味を多くの人は知らない、葬式仏教など)。

⑦なぜブッダは釈迦族の王子という身分を捨ててまで人の心の救済に取り組んだのか? カースト制度の中で貧困と不条理にあえぐ下層民を知ったからか?慈悲の心?・・・(この辺はよくわかりませんでした。)

 (素人ですので、間違った点、不適切な表現がありましたらお許しください。)