爪咬みの原因は?2016年2月26日記事再掲

2016年2月26日 爪咬みの原因は?

鉄欠乏性貧血の若い女性の母上が、言っておられました。

『貧血が治ってから、爪をかまなくなり、とても不思議です。 』

鉄欠乏性貧血の症状の1つとして、異食症があります。

氷を食べたがる氷食症が有名です。妊婦さんに大変多いと思います。

爪かみも、異食症の一部との考えもあるようです。

鉄欠乏性貧血に、嚥下困難・口角炎・舌異常(嚥下障害)を合併するものをPlummer-Vinson synd.と呼びます。

病態としては、粘膜代謝にとって不可欠な鉄の欠乏により、粘膜障害をきたした状態です。

消化管での鉄の吸収が悪くなり、悪循環。

疑問点・・・

①貧血になっていない状態{潜在性鉄欠乏症:すわなち、フェリチン(貯蔵鉄)が低い状態}でこのような状態が存在するのか?

②適切なフェリチンの値は?

ともかく、鉄分の不足は大変重要だと思います。そして、成長期であれ、妊娠前後であれ、十分な注意が払われていないのが現状です。

女性のうつと鉄蛋白不足・・・鉄(Fe)について、基礎的な知識、治療の実際、臨床症状・・藤川徳美先生フェイスブックより (2015.5.29)

以下、引用

3.鉄欠乏の臨床症状

「いらいらしやすい、集中力低下」

「神経過敏、些細なことが気になる」

立ちくらみ、めまい、耳鳴り 偏頭痛 疲れ、節々の痛み(関節、、筋肉)、腰痛

喉の違和感(喉が詰まる)

冷え性

朝なかなか起きられない 出血(アザ) コラーゲン劣化(肌、髪、爪、シミ)、ニキビ、肌荒れ 不妊

レストレスレッグス症候群(むずむず足症候群、RLS)

氷を食べる~これは非常に多い! 土を食べる

上記症状を訴えて精神科を受診すると、うつ病(朝起きられない)、パニック障害(喉の詰まり)、不安障害(神経過敏)、等と診断される 女子中高生だと、不登校(朝起きられない)、境界性人格障害(神経過敏で切れる)、等と診断される

パニック障害の大多数は、鉄タンパク不足、もしくは機能性低血糖が原因

女性のうつ病の大多数は、鉄タンパク不足が原因

女性の不登校、境界性人格障害の大多数も、鉄タンパク不足+機能性低血糖