酸化マグネシウムの弱点
広島医学雑誌2024年2月号より
①高齢者では腎機能低下により高マグネシウム血症のリスクが増大する。
②下剤としてして機能するためには胃酸の存在が不可欠である。胃全摘術後の患者にたいしては効果がなく、制酸剤内服中では効果が半減する。
センナ、ダイオウの副作用
刺激性下剤の長期連用は大腸における腸管神経叢の障害や粘膜上皮細胞のアポトーシスを日記憶し、腸管拡張や伸長、ハウストラの消失といった結腸の形態変化や大腸メラノーシスの原因となるからである。
週3回以上の内服を1年以上続けると1/3の症例でハウストラが消失すると報告されている。