2014年2月14日その2
テレビタックルの夏井先生と森田先生の議論ですが、いろいろと反響が大きいようです。
森田先生が怒っているような感じで、糖質制限はよっぽど非常識な意見と思われた方もおられたようです。
私は以下のように考えています。
(1)森田先生は、糖質制限で脂質プロフィールが改善することをご存知ありませんでした。これは、江部先生の本を全く読んでいない証拠です。議論する相手の主張も知らない状態は話になりません。よっぽど相手をなめていたのでしょう。
(2)能登洋先生の論文が、糖質制限反対の論拠になっています。この論文は新聞等にもとりあげられ大変な反響でした。
しかし、内容は貧弱の一言です。まじめに論文を読めばわかります。
(3)20年後の安全性を保障できるのか? 全ての新薬は20年後の安全性を保障されていません。私が医者になってわずか10数年ですが、その間にも華々しく売り出して、副作用で消えていった薬がたくさんあります。
大事なことは、糖質制限により血圧、血清脂質、血糖値の指標がすべて改善することです。
(体調の改善も、生活上のメリットが大きいですが、やったことがない人にはわからないでしょう。)
これらの指標を改善するために、多量の薬剤内服を患者に強いてきたのです。
(4) 現在、夏井先生は新しい議論の相手を探していますが、みんな逃げ出しています。(糖質制限否定の本や記事を出した先生方が、軒並みにげています)
理由は簡単で、勝てる理由がみつからないからでしょう。
「関西電力病院の清野院長,公開討論から敵前逃亡!」