Evolutionary basis for the human diet: consequences for human health – Andrews – 2020 – Journal of Internal Medicine – Wiley Online Libraryより

小麦と大麦の耕作が１万年から１万２千年前に始まったと考えられている。

小麦と大麦の導入により、でんぷんの摂取量が増加した。でんぷんの分解にはアミラーゼ（分解酵素）を必要とする。　この時期にアミラーゼ遺伝子の増幅が認められている。

現代においても、農耕文明を経た種族と、狩猟採集を継続している種族と比較すると、前者でアミラーゼ遺伝子増幅(multiple duplication)が多い。

食事の変化に伴う適応は継続している。