骨盤脆弱性骨折とD-dimer

先輩に教えていただいたこと。

骨折のときにALP(アルカリフォスファターゼ)が上昇することは周知の事実だが、D-dimer、LDHも上昇することがあるとのこと。

・D-dimer上昇の機序は、血栓症のみならず血管の破綻による血液の凝固とそれに引き続く線溶などが考えられている。

・LDH上昇は局所の溶血による。

 

骨盤脆弱性骨折は、単純レントゲンで見つけにくい。症状が多彩で紛らわしいとのこと。CTやMRIでは診断されるが、血液検査がしっかり読めれば診断に早く近づける。

 

 

鈍的外傷患者の骨折のスクリーニングにおけるD-dimerの利用

骨盤脆弱性骨折とは?