２０歳代女性。

痛みは拍動性であるが、持続時間は数十分程度。片側性の頭痛で、いつも左目の奥が痛く、鈍い痛みとして表現される頭痛発作に思い当たる誘因はなく、朝に多いなどの日内変動はなく、時刻に関係なく生じていた。発作の回数は６－８回/日程度ある。直近で痛みの増悪などはなく、いつも同じ程度の痛みが続いていた。

嘔気・嘔吐はなく、痛みで日常生活が妨げられることはなかった。特に前兆はなく、光線過敏や音過敏は生じなかった。頭痛時に羞明や発汗低下は生じないが、左目からの流涙（自律神経症状）はみられた。鼻閉や鼻漏などはないようだった。

今まで非ステロイド系抗炎症薬やアセトアミノフェン、トリプタン製剤と複数種類の鎮痛薬をためしたが、いずれも効果は実感できなかった。

診断的治療にインドメタシンを用いて改善した。

コメント：見たことがない。なぜインドメタシンのみが有効なのだろうか？

糖質制限は有効なのではないか。