努力が良い縁起をつくる

仏教超入門より

 

生活習慣病を形成している悪い縁起こそ、自分の悪い習慣や癖であろう。
 一時的に薬が病気を弱めたとしても、病気を生じさせた縁起である種しゅの生活上の要因から自分自身が離れようとしない限りは、再び同じ病気にかかる確率は高い。
 「自分ではそういうふうに努力しているつもりなんだけど、これがなかなか」
 と、悪い縁起を絶ちきれないことにいらだっている人もいるかもしれない。
 けれども、それで自分を責めたり、自分を不甲斐ないと嘆く必要などさらさらない。
 良く生きようと努力して生きていく人生は尊く、美しいからだ。
 必ず誰かが見て、生き方の美しさにあこがれて、その人も努力を始めるものだ。だから、自分の努力はよい縁起をつくっているのである。
 はっきりと目に見えなくても、それは良い縁起である。