感情労働を患者さんにさせてはいけません

 

岸本先生、岡田先生、徳田先生、3人のスーパードクターの書かれた研修医向けの書籍。

海外への臨床留学なども勧めておられます。「好かれる研修医になろう」「一貫した態度で礼儀正しく」など。

研修医が心がけるべきことも、20年目の医者が心がけるべきことも、同じですね。

以下引用

 

「肉体労働」は身体を使う労働ですが、昨今サービス業の世界で「感情労働」が問題になっています。「感情労働」とは、人相手の仕事で、自分の感情とその表現をコントロールして相手の感情を調節することであり、いわゆる”気を遣う労働”のことを指します。「感情労働」はサービス業で特に要求されますが必ずしも労働として認識されておらず、心身への負担に見合う賃金が支払われていないことも少なくありません。

 

日常診療していて「診てやってるんだ」といった感情が強く出てしまう先生をときどき見かけます。繰り返す当直、当直明けもおそくまで続く勤務など、劣悪な労働環境で「肉体労働」を強いられ、「感情労働」を忘れがちになってはいないでしょうか。これでは逆に患者さんの方が医師に悪く思われないように気を遣い「感情労働」を強いられてしまいます。われわれはプロなのですから、いくら忙しくても苦しんでいる患者さんに対して最低限の感情のコントロールは行うべきです。それが例え演技であっても。

 

外来の患者さんに「先生の笑顔を見るとホッとします」「先生のお顔を見ると元気が出てきます」と言われるといい気分になるのは私だけでしょうか。営業スマイルでいいのです。ぜひ実行してください。