中高生の貧血

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小中高生は健康診断で血液を調べる機会がありません。このため、多くの貧血・あるいは鉄欠乏状態が放置されていると考えられます。欧米やアジアの国々では、小麦や醤油などに鉄が添加され、鉄不足対策がなされていますが、日本にはそのような対策がありません。 体をしんどがったり、朝起きれない、いらいらする、などは鉄不足が原因であることが多いと思います。

先日、陸上選手に鉄剤の注射をさせていたことが問題になっていました。 裏を返せば、鉄剤の注射は有効だからこそ行われていたのです。(ただし、注射による鉄の投与は、フリーラジカルが発生するのでしないほうがよい。体内で鉄はその毒性により、厳重に調節・管理されている。)

 

子供も血液検査と、その評価が必要です!!

 

以下引用

どの年代でもそうですが、中高生の貧血は特に放置してはいけません。

なぜなら、中高生は勉強にスポーツに励む時間が多くなります。このときに貧血では、活動に支障をきたすからです。

私の知人である医師は、こんな話を聞かせてくれました。

「陸上競技部に所属している女子高生が息切れで受診してきたことがあります。採血したところ、鉄欠乏性貧血だったので、鉄剤を処方したところ、症状は消失し、競技の記録は飛躍的に伸びました。」

鉄の欠乏は、貧血を生じないレベルであっても、持久力、勉強や運動の持続力、さらに記憶力を減退させることが報告されています。このことはどれくら認知されているのでしょうか。