果物のフルクトース(果糖)含有量

 

江部康二先生の記事より引用
ざっくり、「全体の糖質量の半分くらいが血糖上昇に寄与する」というご見解です。
実験の結果からは、かなり個人差が大きいのではないかとも思われました。
http://itonaika.in/2664
http://itonaika.in/2736
病気にならない体をつくる糖質制限食の実践法

例えば、リンゴ1個(約240g)は約150キロカロリーで、ビタミンC含有量は8mg、遊離糖含有量は35.6g(果糖18g、ブドウ糖6g、ショ糖9.6g、ソルビトール2g)、水溶性食物繊維含有量は0.95g、不溶性食物繊維含有量は2.95gです。

もちろん、果物の種類によって果糖・ブドウ糖・ショ糖・糖アルコールの比率は異なりますが、このうち果糖は10%くらいしかブドウ糖に変わらないので、ほとんど血糖値を上昇させません。

そのため、果物の糖質のうち半分が果糖と仮定すれば、穀物の糖質に比べると血糖値は上がりにくいといえます。穀物のでんぷん1gが血糖値を3mg上昇させるとすれば、果物の糖質1gは約半分の1.5mg上昇させると考えられます。

細かいことをいえば、ソルビトール(糖アルコール)はブドウ糖の半分くらい血糖値を上げますし、ショ糖は「ブドウ糖+果糖」です。けれども大ざっぱにはこの計算でよいでしょう。