医者には独創性が欠けている

筆者は現在80歳の英国人。反ワクチン。エイズは存在しない、などと主張しているらしい。かなり書籍は売れているようだ。本書は1996年の初版なので、内容は少し古いと思う。栄養学については、現在の私の考えとは隔たりがある。いずれにしても、反主流の闘う医師のようだ。コロナワクチンについても強く反対していたようである。この点だけでも高く評価できる。

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私はずっと前から、現代の医学教育が丸暗記ばかりで独創的な考えかたなどまったく無視していることは大きな問題だと思っていました。実はわざとやっているのではないか、現在主流となっている医学教育の目的は、それまでのやり方(さらには製薬業界の地位)を守ることになるのではないかと思うようになったのは、最近のことです。

若い学生は最初から大量の情報を暗記させられます。身体にある骨や動脈、神経、静脈、筋肉の名前、さまざまな器官の組織構造。見た目にどんな変化が起こるのか、またどんな症状があるのか、薬のことも覚えなければなりません。それなのに、「自分の頭で考えなさい」といわれることは一度もないのです。

当然卒業したあとも、誰かに言われたことしかできない医者が多くなります。物事を批判的に考えることのできる医者は、びっくりするほど少ないものです。多くの医者は製薬会社のいうことならなんでも素直に聞く一方で、代替医療のことは同じくらいあっさりと否定しますが、彼らから教え込まれてきたことを考えれば、それも当然かもしれません。代替医療は学生時代の授業や講義には決して出てこないものなので、なんの価値もあるはずがないと彼らは思うのです。