「神経症状の診療に自信がつく本ー自己学習のための７２のKey Question」より

・一側性の眼か痛を中心とした激烈な痛み（三叉神経第一枝領域の疼痛）のため、じっとしていられない。

・頭痛と同側の結膜充血。流涙、鼻閉、発汗などの自立神経症状を伴う。

・群発期を形成する。

 

片頭痛と異なって、動きまわって苦しむ。アルコールを控えること。

治療は酸素投与、トリプタン系薬剤の注射。

 

自身で群発頭痛を診断したのは、たった一人だけです。

50代女性。片頭痛の既往はなし。冬に発症。「頭が割れるようで、ひどく痛い。」「後ろや下を向くとずきずきする」「排便でずきずきする」「またおきるかと思うと怖い」

救急車でERへ駈け込んで画像検査を受けた。ロキソニンやトリプタンの内服、ボルタレン座薬は全然効果がない。　それにも関わらず、1か月くらいたつと完全に症状が消失した。まさに、群発して一時の出現だった。

その後5年たつが、一度も再発していない。