血清シスタチンC、ビタミンCの尿検査への影響
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上記より
①シスタチンCは血清クレアチニン値より感度が高い。
血清クレアチニン・・・GFR 30mL/min前後まで悪化しないと上昇しない。
血清シスタチンC・・・GFR 70 mL/min前後から上昇する。
②血清クレアチニン値や尿素窒素は食事や筋肉量、運動の影響を受けますが、血清シスタチンCは食事や筋肉量、炎症、年齢、性差の影響をうけない。したがって、小児や老人、妊産婦などでも正確に測定できる。
③ビタミンCには強い還元作用がある。尿試験紙のうち酸化反応によって発色する「ブドウ糖」「潜血」「ビリルビン」「亜硝酸」は反応が弱められ、偽陰性になることがある。