冠動脈れんしゅく性狭心症とこむらがえり

60代男性。朝方30分くらい続く胸部不快感があり受診。2度目か3度目。

心電図、トロポニンT(弱陽性)より虚血性心疾患を疑い、市中中核病院へ紹介。

心臓カテーテル検査より、冠動脈レンシュク性狭心症と診断された。 カルシウム拮抗薬、スタチン、ニトロペン(頓用)が処方された。

 

退院後、お話をお聞きすると、「こむら返りがすごく多い」とのことでした。

こむら返り、冠動脈れんしゅく性強心症といえば、マグネシウム!!と考え、クエン酸マグネシウム400mg/日の内服を開始していただきました。

 

「経験医療」ですが、同様の症状の方に有効だったことがあります。

マグネシウムはやはり血管の収縮による「片頭痛」にも有効といわれています。

 

以下「奇蹟のマグネシウム」より引用

もう1つの狭心症のタイプが冠動脈れんしゅくで、これは何か運動ストレスによってではなく、休息時に起きる狭心症である。ピアース博士は原因を究明しえたと考えておられる。これが発症するのが1日の内の2つの特別な時間、すなわち早朝と夕方で、いずれもがマグネシウムレベルがたまたま最低になる時間帯である。ピアース博士の推定では、最高で50%までの突発性心臓発作がマグネシウム欠乏によるものである。博士が確認したところでは、博士が自分自身で人工的に作り出した胸痛には、ニトログリセリンよりもマグネシウムの方が効果が高かったのである。実際に博士は、ストレスの多い日、長距離ドライブ、情緒不安の後に胸痛がくる事を予測し、マグネシウム摂取量を増やして、前もって措置を講じておられた。

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