慢性腎臓病の運動療法
ドクターサロン 2026年8月号より
①90年代、私が研修医の頃も腎臓病の治療は安静にして、ステロイドで治療する形だったと思いますが、2000年代に入りまして、運動習慣がある方はむしろ透析導入が遅く、死亡リスクも低いというエビデンスが次々と示されるようになりました。
コメント・・・たしかに、30年前は、腎不全の人は安静にしとているのが一番良い、と教わりました。そういう時代とはいえ、騙された気持ちになります。
②CKD患者は蛋白異化が亢進しています。CKD患者は運動をしますと、筋肉の量は増えなくても筋力はきちんと回復してきます。それ以外にも、循環、呼吸、筋肉ミトコンドリアの総和としての運動耐容能も改善してくるということが、近年我々が行ったメタ解析で判明し、ガイドラインにも取り上げられました。
コメント・・・筆者は東京女子医大の星野 純一先生
③運動後にタンパク尿が増える現象があったことから、運動が敬遠されていた。
コメント・・・こういう一見正しそうで、間違った思い込みを引き起こす現象は他にもあるような気がする。
④運動禁忌がないかを確認する。(虚血性心疾患など)